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ケガとも戦うフクヒロ「決勝T進出は奇跡」

2021年7月27日 14:03

◆東京五輪・大会5日目、27日、バドミントン女子ダブルス予選リーグ(武蔵野の森総合スポーツプラザ)

バドミントン女子ダブルス世界ランキング1位の福島由紀選手・廣田彩花選手のフクヒロペアが、予選リーグ3試合目に臨みました。
24日の初戦後、右膝前十字じん帯の負傷を明かした廣田選手は、この日もケガのか所にテーピングと大きなプロテクターを装着し、世界ランキング6位のインドネシアのペアと対戦。
第1ゲームを接戦の末、22-24で落としますが、続く第2ゲームを21-13で取り返します。しかし、最終ゲームは相手に押し切られゲームカウント1-2でインドネシアペアに敗れました。
フクヒロペアは、予選リーグ2勝1敗の2位で決勝トーナメント進出を決めました。

右膝のケガは「前十字じん帯断裂」で、news every.の陣内貴美子キャスターの取材に応じた廣田選手は、「ケガをしたときはコートに立つだけしか出来ないのかなと、不安な部分があった。ここに来てやれると実感してきて、コートに立つとやっぱり負けたくない。でも決勝トーナメントに行ける本当に奇跡のようなものなので、試合が出来る喜び幸せを感じながらやれればいい。痛みはそんなにないが、疲れで止まってしまった部分もある。明日は休みなので回復させてたい」と語りました。

そしてペアを組む福島選手は、廣田選手の状態について「どんどん良くなっているのは感じている。負けてしまったが動きや二人のローテーションは悪くない」とコメント。決勝トーナメントに向けては「先のことは考えていなかったので一戦一戦という気持ちがすごく大きかった。でも試合に入ったら勝ちたいなと言う気持ちが出てくる分、ぎくしゃくしてしまう部分もあった。うまくコントロールしながらやっていきたい」と勝利への意欲を見せました。

写真:AFP/アフロ