ロシアのミシュスチン首相が、北方領土の択捉島に到着したとロシアメディアが伝えました。

インタファクス通信によりますと、ミシュスチン首相は、２６日午前１１時半頃、択捉島に到着しました。択捉島では紗那村の病院などを訪れる予定だということです。

ロシア首相による北方領土の訪問は、２０１９年８月のメドベージェフ前首相以来２年ぶりで、領土割譲禁止を盛り込んだロシアの改正憲法が去年７月に発効してからは初めてとなります。

今回の訪問に先立ち、プーチン大統領は２３日、国家安全保障会議の場でミシュスチン首相に対し、千島列島と北方領土の状況に「特に注意を向けてほしい」と述べています。ロシア首相による訪問で、日本側の反発は必至です。