１９日、東京五輪野球日本代表「侍ジャパン」が仙台市内で合宿を開始しました。練習前の全体ミーティングで稲葉監督は選手たちへ「みんなで結束して金メダルをとっていこう」と伝えたことを明らかにしました。

練習は午後１時半頃からスタート。気温の高い時間帯を選択した意図について、稲葉監督は「（五輪の）本戦は１２時から（試合が）始まる。それに近い時間に合わせようと、この時間帯にした」と説明しました。

稲葉監督は、球場入りできるスタッフの人数が限られているなか、この日は自ら打撃投手も務めました。「（今後も）要望があれば続けていきたい」と厳しい環境下でもサポートを徹底する姿勢を示しました。

今大会注目の一人が田中将大投手。稲葉監督は田中投手にかける期待として「彼は北京五輪を一緒に戦った仲間なので、五輪がどういう大会か知っていると思います。そうした国際経験などを若い選手たちに伝えていってほしい」と語りました。

侍ジャパンは２４日に楽天、２５日に巨人と強化試合を行った後、２８日に福島県営あづま球場でドミニカ共和国との初戦に臨みます。

写真：日刊スポーツ／アフロ