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関東で“ゲリラ豪雨”首都高では視界不良も

2021年7月13日 20:04
関東で“ゲリラ豪雨”首都高では視界不良も

13日も関東では、大気が不安定な状態となり、局地的に激しい雨が降りました。この雨で線路が冠水して、電車が運休するなど影響が広がっています。

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正午前、突如激しい雨が降り出した東京都心。猛烈な雨が地面に強く打ち付けます。昼頃に急に雨脚が強まった品川区。風も強く雨が道路に波打っています。

首都高速道路でも。正午前、葛西の高速道路では目の前が真っ白になるほど強い雨がたたきつけています。激しい雨で視界も悪くなりました。

午前中は晴れ間も見えていた神奈川県藤沢市の海岸でも正午すぎ。江の島では大粒の雨が降ってきて、屋根から大量の水が落ちています。突然激しい雨が。傘を持っていなかった人たちは駆け足で移動します。

「バケツをひっくり返したみたいな。海見に来たんですけど、こんな雨になると思わなかったので。予定変更でもう帰ろうかなと地元に」

栃木県でも。宇都宮市では午後2時までの1時間に42ミリの激しい雨を観測しています。

広い範囲で大気が不安定となった13日。地上の気温が上がる中、上空に寒気が入り込み発達した雨雲が発生し、局地的に雷を伴う雨を降らせたのです。

千葉市動物公園では建物からまさに滝のように雨が。品川駅構内では雨漏りも。東京ビッグサイトでも、一部が雨漏りをしてバケツで雨漏り対策が行われていました。

各地で冠水も発生。千葉県山武市では道路が川のように冠水し通行できなくなっていました。また匝瑳市の総武本線八日市場駅構内の線路が冠水し、一部区間で一時運転見合わせとなりました。

そして、大規模な土石流が発生した静岡県熱海市でも。依然17人の行方がわからない中、現場では、二次災害に警戒しながら懸命の捜索活動が続けられています。

13日の夜遅くにかけても雷雲が発達しやすい状態が続いて、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、警戒が必要です。