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東京に“宣言”へ 野党側、五輪中止求める

2021年7月8日 16:02
東京に“宣言”へ 野党側、五輪中止求める

政府は、まもなく、東京都に4度目の緊急事態宣言を発出することなどを正式に決定します。これに先立ち、国会では政府による報告や質疑が行われました。

野党側は緊急事態宣言発出の判断を受け、改めて東京オリンピック・パラリンピックの中止を求めました。

共産党・塩川鉄也議員「オリンピックは中止の決断をすべきではありませんか」

西村経済再生相「足元の医療提供体制を安定的なものを確保していくために、今回、いわば先手で先手で緊急事態宣言を東京都に発出することといたしました」

西村経済再生相はこのように述べて、現時点では中止する必要はないとの認識を示しました。

立憲民主党・枝野代表「同じ失敗を何の工夫も努力もなく繰り返すということは、統治能力、政権担当能力の欠如と言わざるを得ません」

立憲民主党の枝野代表は、また、「国民に我慢をお願いするのに東京大会だけ何事もないように実施するのは到底、理解できない」と述べて、東京大会の延期、または中止を重ねて求めました。

さらに、野党側が求める菅首相の国会報告を自民党が拒否したことについて「総理は自らの言葉で説明するべきだ。当事者意識、責任感の欠如は明白だ」と批判しました。