×

韓国ワクチン確保に遅れ2回目別種類接種へ

2021年6月18日 15:17
韓国ワクチン確保に遅れ2回目別種類接種へ

韓国では、新型コロナウイルスのワクチンの確保が遅れ、政府はおよそ76万人を対象に1回目と2回目で別のワクチンを接種すると発表しました。

韓国の保健当局は17日、6月末までに届く予定だったアストラゼネカのワクチン、83万回分が予定通り確保できないとして、2回目の接種でファイザーのワクチンを使用すると明らかにしました。

対象となるのは、1回目にアストラゼネカのワクチンを接種し、7月に2回目の接種が予定されていたおよそ76万人です。

保健当局は「同一のワクチン接種が原則だが、カナダ、フランス、ドイツなどの外国の事例や研究結果を考慮して決定した」と説明。外国の研究では異なるワクチンを接種する“交差接種”で、「軽微な副反応は増加する一方で、免疫効果が高く安全との結果が出ている」と理解を求めています。

ただ、希望しない場合はアストラゼネカのワクチンが確保される7月下旬以降、別途、2回目の接種を案内するとしています。

韓国では、6月中旬からアストラゼネカのワクチンが不足し、接種予約の変更やキャンセルが相次いでいました。