１７日、栃木県那須町の牧場から、子牛３５頭が逃げ出しました。牛は体長２メートルの乳牛で、警察も出動して捜索が行われました。

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のどかな住宅街に出動したパトカー。ことの発端は、１７日午前１０時半ごろ、栃木県那須町にある牧場から子牛３５頭が逃げ出したことです。

磯牧場の牧場主・磯英俊さんによると「（牛が）扉の隙間に顔を挟んでしまって、顔挟んだのをとってあげようとしたら、扉はじかれちゃって、そのまま１頭逃げ出したのに続いて、１群全部逃げ出した」ということです。

男性は、牛が逃げ出す衝撃で転んだといい、「頭上を牛がすごいスピードで走って行くのが見えたので、あっまずいと思ったら、起き上がった時には１頭も残っていなかった」ということでした。

この事態に町も「安易に近づかず距離をとり、安全な場所に避難してください（栃木県・那須町ＨＰより）」と注意を呼びかけました。

牧場関係者ら２５人に加え、警察も出動し捜索・捕獲が行われたのです。３５頭のうち１０頭ほどはすぐに戻ってきたといいますが、磯牧場の牧場主・磯英俊さんによると「山の中とかずいぶん（遠くまで）走ったものもいました」ということでした。

子牛脱走から３時間後、子牛はすべて捕獲されたといいます。

磯牧場の牧場主・磯英俊さんは「（牛は）非常に落ち着いています。人間の方が慌てました」と話していました。

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周辺住民にけがなどはなく、子牛３５頭もけがはなかったということです。