コロナ太り…でも食べたい“ミニ弁当”人気
薄着の季節となり、体形を気にして「ご飯は少なめ」という人も多いのではないでしょうか。そんな中、今、コンビニなど各社で打ち出しているのが「ミニ弁当」です。
15日、ローソンで発売されたのが、糖質オフの冷やし担々麺。小麦粉の代わりに食物繊維など一部入れることで、糖質40%オフに。冷やし茶漬けは、ご飯を一切使わず、もち麦と刻んだカリフラワーを使うことで、糖質40%オフを実現したといいます。
ローソン広報・塚田賢太郎さん
「(コロナ禍の)ストレス解消の1つとして、食事を楽しみたいというお声がある中で、一方で、コロナ太りという言葉がありますように、(健康面を)少し気にされる方がいるのかなと」
コロナ禍の“ストレス発散として食を楽しみたい”一方で、“コロナ太りも気になる”という人向けに、糖質オフの商品を発売したといいます。さらに、今、売れているというのが、小さいサイズのお弁当です。
カレーのご飯の量は、通常より3割ほど少なくなっていますが、スパイスをきかせ、満足感を得られる味付けになっているといいます。
また、セブン-イレブンも先月、小さいお弁当を発売。ご飯はお茶わん一杯分にあたる150グラムほどで、あぶった焼きさばが乗っています。おうちご飯の“もう一品”として、品数を増やすために買う人も多いといいます。
“小さいお弁当”の波は、ボリュームが売りのとんかつチェーン店にも!
かつや営業部・樋田勇マネジャー
「こちらが(通常より)半分の40グラムのカツになります」
通常より半分のサイズのとんかつを、卵でとじたカツ丼。ご飯の量も半分で“通常サイズだと量が多く食べきれない”という声を受けて、先週、お持ち帰り専用として発売したといいます。
また、量が少ないため、こんなメリットもあります。
かつや営業部・樋田勇マネジャー
「何個かご購入いただいてますので、おうちに帰って少しずつ皆でシェアして食べているのかなと思います」
ほかにも、ソースカツ丼など4種類発売された小さいお弁当。家族で数種類を買って、少しずつ違う味を楽しむ食べ方も人気だということです。
からあげ丼とカツ丼を買ったお客さんからは、次のような声も聞かれました。
2種類買った客
「2つの味が食べられるっていう、お得感で選びました。嫁とのシェアもできるなと思いながら頼んだので」
来店客
「(複数選べば)幅が広がるので、いいんじゃないですかね」
◇
また、旅行が減り、買うことが少なくなった“駅弁”。そこで、販路拡大を狙い発売したのが、この“おつまみセット”です。ご飯は入っておらず、8種類のおかずだけが入った小さいお弁当で、家で飲む“宅飲み”需要とともに、売れ行きも好調だといいます。
JRクロスフーズカンパニー・商品戦略部 池田大輔さん
「旅行というよりは、自宅で食べられるものも、最近は売れてきているかなと。たくさん、いろいろ少しずつ入っていると、女性の方だったり、そういったお客様に大変好評いただいていますし」
おつまみセットにプラスして、からあげも購入した女性は、「おつまみ、ちょっと目についたので」と話していました。おかずだけだと、色んなお弁当を楽しめるといいます。
「小容量」での販売は、今後も広がりをみせそうです。