音楽界の巨匠で作曲家の小林亜星さんが先月３０日、心不全のため８８歳で亡くなったことが分かりました。

小林さんは１９３２年８月１１日東京生まれ。１９５５年、慶應義塾大学経済学部卒業後、作曲家・服部正さんに師事。１９６１年にはＣＭソング、レナウンの「ワンサカ娘」「イエ・イエ」をはじめ、明治「明治チェルシーの唄」、日立「日立の樹（この木なんの木）」など、次々とヒットＣＭを作曲。これまでに手がけた楽曲はミリオンヒットも記録しています。

１９７２年には、ハニー・ナイツの『ふりむかないで』が累積売上で３７．３万枚を記録。さらに１９７５年に発表した都はるみさんの『北の宿から』は、累積売上１４３．５万枚を記録しました。

さらに、人気グループ嵐の大野智さんが主演を務めた人気ドラマ「怪物くん」（２０１０年）の劇中歌『ユカイツーカイ怪物くん』は、累積売上１９．７万枚を記録するなど、多くの世代に愛される楽曲を手がけています。（オリコン調べ　２０２１／６／１４付　現在）

小林さんの葬儀は故人の遺志により近親者のみで執り行われ、お別れの会は予定していないということです。