元女子プロゴルファーの宮里藍さんが９日、オンライン取材に応じ、全米女子オープンを制した笹生優花選手について、「すごい快挙だと思う。将来が楽しみだなと見ていたけど、あっという間にメジャーチャンピオン」と称賛しました。

大会史上最年少で優勝した笹生選手の今後については、「彼女のポテンシャルのすごさを感じるし、今後どう進化して成長していくのか非常に楽しみ。次は世界ランキング１位を目指してほしいし、コンスタントにいいプレーをして、勝ちを積み重ねて、すごく難しいことだけど、そう遠くない未来に達成するのではないかなと思う」と期待を寄せました。

現役時代には国内で１４勝、海外ツアーで９勝、世界ランキング１位に上り詰めたものの、海外メジャー制覇に届かなかった宮里さんは、「小さい頃からテレビで見ていたメジャー大会の一つなので、憧れも現役の時は強かった。一流と言われる選手が、必ずトロフィーに名を刻んできている大会でもあったので、名を連ねたいと思って米ツアーにわたって、夢は実現しなかったけど、何度もあの舞台を経験できたのはすごく良かった」と振り返りました。

また、最近の日本ゴルフ界の状況について、「渋野（日向子）選手から始まって、松山（英樹）選手の活躍だったり、メジャー大会で日本人どうこうではなくて、ゴルフ界のレベルが純粋に高い。笹生選手は若いのに成熟したプレーぶりが見られるのはギャップを感じる。畑岡（奈紗）選手もそうですけど、若くして大舞台で１０年以上トライしているような攻め方ができるのは、時代の流れなのかなと思う」と話しました。

写真：日刊スポーツ／アフロ