尾身氏発言に丸川氏“立場違いで認識違う”
3日、尾身会長が東京オリンピック・パラリンピックの開催について、何のためにやるのか目的を明言すべきだと述べたことに対して、丸川五輪担当相は4日、立場の違いによる認識の違いがあるとの見解を示しました。
丸川五輪担当相「我々はスポーツの持つ力を信じて今までやってきた。全く別の地平からみてきた言葉をそのまま言っても、なかなか通じづらいというのは私の実感でもあります」
丸川五輪担当相はこのように述べて、尾身会長とは立場の違いによる認識の違いがあるとの見解を示しました。その上で、「人流対策や海外から来る人の対策を含め、一つ一つの積み重ねが本格的に社会を動かしていくときの知見になると確信している」と大会開催と感染対策を同時に行う意義を強調しました。
一方、田村厚労相は、尾身会長らの提言しようという動きは自主的な研究成果の発表とした上で、政府として参考にできるものがあれば取り入れる考えを示しました。また、「オリンピックで、国内の人の動きが増えるようなことは避けてほしい」と述べました。