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神戸市で新たな変異ウイルス 国内初確認

2021年6月1日 21:10
神戸市で新たな変異ウイルス 国内初確認

兵庫県神戸市は1日、新型コロナウイルスに感染した50代の男性から、これまで国内では確認されていなかった新たな変異ウイルスが見つかったと発表しました。

神戸市によりますと、新たに見つかったのは、感染や重症化のリスクが高い従来のイギリス型が「E484Q」と呼ばれる変異をしたウイルスです。

先月17日に陽性が判明した50代の男性から検出されたウイルスをゲノム解析した結果、明らかになったということです。男性に渡航歴はなく、軽症で現在、療養を終了しています。

神戸市の担当者「(新たな変異株は)ワクチンなどの効果を弱める可能性があると知られている。患者の中で変異が起こって『E484Q』(新たな変異)を獲得した可能性が高い」

男性の濃厚接触者は全員陰性でした。この変異株は、世界でおよそ150例が確認されているということです。