緊急事態宣言の再延長論も出ている東京都で２１日、新たに６４９人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。先週金曜日（１４日）よりも減りましたが、都の担当者は、「高い水準であることは変わりない」として、外出の自粛を呼びかけました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの６４９人で、前の週の同じ曜日の人数を８日連続で下回りました。

感染経路がわかっているうちでは、家庭内感染が１３４人で最も多く、次いで職場内が５２人でした。

都の担当者は、「高水準であることは変わりない。人流が減ってから、感染者の減少まで時間がかかっている。ここで気を緩めずに強い警戒感をもって人流の抑制の継続が必要だ」と述べました。

また、６０代から９０代までの１３人の死亡が確認され、うち５人は感染力の強い「Ｎ５０１Ｙ」変異株に感染していました。変異株に感染した死亡者は３５人となりました。

一方、感染者６８２人の検体を調べた結果、およそ８４％にあたる５７４人が、「Ｎ５０１Ｙ」変異株に感染していました。年代別では、２０代が全体の３割以上、３０代が２割以上を占めました。都内の変異株の感染者は、８１７６人となりました。