記録的な早さとなっている今年の梅雨入り。影響は、私たちの食卓にも…

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連日、曇り空が広がる東京。

ぎん香　藤井哲夫店主
「あまりいい（天気）とは言えないね。雨降ってくるとぬれちゃうじゃん、せっかく干したのに」

太陽が欠かせない干物。連日の気まぐれな雨に惑わされています。

ぎん香　藤井哲夫店主
「常に（天気）気にしてるよね。（梅雨が）早いですね、ちょっと早いね」

今年は記録的な早さとなっている梅雨入り。関東はまだ発表されていませんが、すでに食卓にも影響が出始めています。

ベニースーパー　赤津友弥本部長
「こちらの新玉ねぎが今、少々値段が上がり始めております」

天候不良で出荷量が減っているという新玉ねぎ。先週に比べて２、３割ほど値段が上がっているといいます。

さらに…

ベニースーパー　赤津友弥本部長
「葉物野菜、ホウレンソウや小松菜といったような商品に関しましては、来週、再来週くらいから影響が出てくるのではないかと思います」

日照不足が続くことで、続々と影響が出始めているという食材。

生産者も苦悩しています。

佐倉きのこ園　齋藤大地取締役
「このようにシイタケを栽培しております」

高い湿度を好むイメージがあるシイタケですが、湿度が高すぎると菌床にカビが生えてしまい、その周りのシイタケが育たなくなってしまうといいます。

佐倉きのこ園　齋藤大地取締役
「こういうポツポツと出ているのがカビなんですが」

カビは一つ一つ、手作業で取り除いていますが…

佐倉きのこ園　齋藤大地取締役
「手間がすごくかかってしまうというのが問題ですね。（梅雨が続くと）廃棄せざるを得ないものが増えてくることは少し心配しています」

そして、夏の味覚にも影響が…

グリーンやちまた園芸部・西瓜部会　岩渕祥記さん
「スイカは晴れてるのが一番なんで」

千葉県・八街市のスイカ。ビニールハウスで栽培したものは出荷時期を迎えていて、まさに食べ頃だといいます。しかし、外で栽培しているスイカには影響が…

グリーンやちまた園芸部・西瓜部会　岩渕祥記さん
「（雨が続いて）水分をいっぱい吸ってしまうと、玉（スイカ）が割れてしまったりします」

梅雨入りが早い上に長引いた場合、生育が悪くなってしまうと危惧していました。

まもなく迎える梅雨本番。西日本から関東ではこの週末、晴れ間が見えますが、来週は変わりやすい天気となる見込みです。