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女子バレー黒後愛「諦めない姿を見せたい」

2021年5月14日 16:34
女子バレー黒後愛「諦めない姿を見せたい」

バレーボール女子日本代表の黒後愛選手(22)が14日、東京五輪前最後の国際大会、FIVBネーションズリーグ(25日~、イタリア)を前にオンライン取材に応じました。

「長期の試合で調子の波はきっと出てくると思うので、そこをどうコントロールして戦いきるかをテーマに頑張りたい」と、意気込みを語りました。

約1か月にわたり行われる今大会で世界ランキング7位の日本は、東京五輪の予選ラウンドで対戦するブラジル(世界ランキング3位)、セルビア(世界ランキング6位)との試合も予定。

黒後選手は「セルビア、ブラジルは闘争心全開の熱いバレーがすごく印象的なので、そこも負けたくないし、緻密なバレーを展開できるようにしていきたい」と東京五輪を見据え、意欲を見せました。

また、中田久美監督からエースに指名された黒後選手は、日本代表のエースとして長年活躍した木村沙織さんに憧れていたことを明かし、「チームが苦しい時に1点を決めきれるのがエースだと思う。(監督から)決めることだけを考えればいいと、力強い言葉をいただいた。そこにこだわっていきたい。粘って粘って、しつこいバレーができたらいいし、自分自身も諦めない姿を見せられたらいい」と力強く語りました。

さらに、ヘアドネーション(困っている子どもたちのために髪の毛を寄付)として、髪を35センチ切ったという黒後選手は、「軽くなった」と素直な感想を述べ、「自分の髪の毛だけで喜んでいただけるならという気持ちで始めたけど、誰かの力になれたのはすごくうれしく思った」と笑顔を見せました。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ