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ホンダとマツダが決算 主力市場回復で明暗

2021年5月14日 21:42
ホンダとマツダが決算 主力市場回復で明暗

自動車メーカーのホンダとマツダが14日、2020年度の1年間の決算を発表しました。主力市場の販売回復ができたかどうかで、業績に明暗が分かれました。

ホンダの2020年4月からの1年間の決算は、売上高が新型コロナウイルスの影響で前の年に比べ11.8%少ない13兆1705億円でした。本業のもうけを示す営業利益は、前の年に比べて4.2%増加し、6602億円となりました。新型コロナウイルスによる一時的な販売台数の落ち込みはありましたが、日本やアメリカなどの主力市場の販売が大幅に回復した上に、生産や販売のコストの削減などが要因だとしています。

一方、マツダが発表した2020年度の決算は、主力市場のヨーロッパでロックダウンが長引き、販売の回復が鈍かったことから、営業利益が88億円と前の年に比べて79.8%落ち込みました。ただ、今年度の業績の見通しについては、ヨーロッパ市場でも販売が回復すると予想していることから、営業利益が650億円と大幅な増益を見込んでいます。