中国ロケット残骸 9日昼前後に再突入か
中国が打ち上げたロケットの残骸が地表に落下するおそれが指摘されている問題で、アメリカ軍は、日本時間の9日昼前後に大気圏に再突入すると予測しています。
アメリカ軍は、先月29日に中国が打ち上げたロケット「長征5号B」について、近く大気圏に再突入し、残骸の一部が燃え尽きずに地表に落下するおそれがあるとして、再突入の時刻や位置の予測を進めています。
最新の予測では、日本時間の9日昼前後にインドやスリランカ南方のインド洋上空に再突入するとしていますが、予測は今後変わる可能性があるともしています。
アメリカ軍の予測地点は、当初、中央アジア、その後、ニュージーランド沖合と大きく変動していて、依然流動的な状況です。
このロケットについて中国外務省の報道官は、「特殊な技術・設計がされていて、大部分の部品は燃え尽き、地上に被害を及ぼす確率は極めて低い」と話しています。