インドでは、１日あたりの新規感染者数は４１万人以上となっています。ベッドが足りずに、感染した人が大勢、病院の外で待つ事態になっているところもあります。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。

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■インド　１日４１万人以上感染、ベッド足りず病院の外で待つ人が

（インド感染者　２１０７万７４１０人
　　　　　死者　　　２３万　１６８人
　※インド保健当局　６日発表）

救急車で次々に運ばれて来る患者。車いすに乗せられた男性は、かなり深刻な様子です。インド西部の都市にある病院には、新型コロナウイルスの感染者が殺到。

祖母が感染した男性「祖母を連れてきました。ここでベッドが空くのを待っているんです」

ベッドが足りずに、感染した人が大勢病院の外で待つ事態に。

累計の感染者が２１００万人を超えたインド。６日に発表された１日あたりの新規感染者数は４１万人以上で、死者数は４０００人近くに。地元メディアによりますと、いずれも過去最多を更新しています。

こうした中、首都ニューデリーの宗教施設には大量のベッドが。感染者を隔離する施設として準備が進められていました。医療体制がひっ迫する中、列車の車内など、様々な場所が臨時の隔離施設として使われています。

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■アメリカ　ＮＹブロードウェーの劇場、全面再開を認めると発表

（アメリカ感染者　３２５５万７６０３人
　　　　　　死者　　　５７万９２７６人
　※米ジョンズ・ホプキンス大　６日午後５時時点）

世界最多のおよそ３２５５万人が感染したアメリカ。首都ワシントンと、その周辺に施設が点在する「スミソニアン博物館」では去年１１月から一時、全ての施設を閉館していましたが、ワシントンエリアの代名詞とも言える「スミソニアン博物館群」では、一部の博物館が再オープンしています。

６日、再開したのは、スペースシャトル「ディスカバリー」などが展示された「航空宇宙博物館」の一部です。

ワクチンの接種が進んだことなどをうけ、ワシントンでは博物館の収容人数の規制が一部緩和。今月中には、さらに別の博物館や国立動物園が再開される予定です。

再開に向けた動きはニューヨークでも。ブロードウェーの劇場が立ち並ぶ通りは、現在は閑散としていますが、今年９月には、およそ１年半ぶりに活気が戻ってくることになります。

去年３月から閉鎖が続いているブロードウェーの劇場について、ニューヨークのクオモ州知事は、９月１４日から収容人数の制限を設けずに全面再開することを認めると発表しました。

ニューヨークに住む女性「９月１４日に再開するんですか！？知らなかった、それは楽しみですね。早く見たいのでうれしいです！」

その一方で、複雑な気持ちだという人も。

ミュージカル女優・高橋リーザさん「歴史的なブロードウェーの再開の瞬間に、私もブロードウェーの舞台で立って参加したかったな、残念だなという思いが。やはりありまして」

ブロードウェーのミュージカルに出演していた高橋リーザさん。２年前から人気のミュージカル「ミーン・ガールズ」に出演していましたが、新型コロナの影響で劇場は閉鎖。「ミーン・ガールズ」も閉幕してしまったのです。それでも。

高橋リーザさん「ブロードウェーが戻ってきたら、それはアメリカ全土へのＧＯサインでもあると思うんですね。これによって、地方の舞台もどんどんオープンしたら、私たちミュージカル俳優の活躍の場はやっと戻ってくる。やっとまた役者として舞台に立てるんだと思うと、うれしいですね」

また、クオモ州知事はワクチン接種をさらに加速させるため、ニューヨークが本拠地のメジャーリーグ・ヤンキースとメッツのスタジアムで、ワクチンを接種した人には無料で試合のチケットを提供すると発表しています。

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■フランス　ワクチン接種に対象者以外も行列

（フランス感染者　５７６万７５４１人
　　　　　　死者　　１０万５７９２人
　※米ジョンズ・ホプキンス大　６日午後５時時点）

５７６万人以上が感染したフランスでは、ワクチンをめぐり、ある現象が…。

大規模接種会場の入り口の横には、夕方になり、余ったワクチンを接種してもらおうとする人たちの行列ができています。

現在フランスでは、ワクチンの接種対象者は原則として５５歳以上。ただ接種会場によっては、予約のキャンセルなどで余ったワクチンを対象者でない人にも接種しているため、若者らを含めた多くの人が並んでいたのです。

ワクチン接種に並ぶ人「できるだけ早く普通の生活に戻りたいので並びました」

フランスでは、医師が使い切れなかったワクチンをカメラの前で捨てる動画が、ＳＮＳに投稿され問題に。余ったワクチンの廃棄を防ぐため、接種希望者と医療機関を仲介するサイトも開設されています。