ミャンマー軍のクーデターから１日で３か月です。市民らはこの週末、全土で抗議行動を呼びかけていて、事態が収束する兆しは見えていません。

ミャンマー最大の都市ヤンゴンでは、若者らがシュプレヒコールを上げながら街を行進しました。

ミャンマー軍が弾圧を強める中、若者らはゲリラ的にデモを行うことで治安部隊の取り締まりをかわし、抗議の声を上げ続けています。

地元メディアによりますと、ヤンゴンでは商業施設の近くや学校など、少なくとも６か所で爆発がありました。原因は分かっていませんが、ケガ人はいないということです。

南部ダウェイでも市民らによる抗議デモが行われていて、地元メディアは、各地で軍に反発する市民らの様子を伝えています。

現地では２日、軍のクーデターに抗議するゼネストが呼びかけられていて、事態が収束する兆しは見えていません。

国連機関は、このままでは、来年初めにもミャンマー国民の半数にあたる約２５００万人が貧困層になると予測しています。