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日本勢初V梶谷翼 目標は「世界で活躍」

2021年4月20日 20:17
日本勢初V梶谷翼 目標は「世界で活躍」

ゴルフのオーガスタナショナル女子アマチュア選手権(現地時間3月31~4月3日)で優勝を果たした梶谷翼選手(17=兵庫・滝川第二高3年)が20日、オンラインで会見を行いました。

梶谷選手は、「(優勝した)瞬間はうれしかったです。何であふれたのかわからないですけど、涙が出ていました」と、大会を制覇したときの心境を語りました。

大会の決勝ラウンドは、米男子ツアーのメジャー大会マスターズが行われるコース、オーガスタナショナルゴルフクラブ(米・ジョージア州)で開催。

最終日は通算1オーバーでプレーオフに突入し、「18ホール以上回れることが『やったー』って思いました。緊張もあったんですけど、みんなよりも多く回れるというのがラッキーという感じでした」と、振り返りました。

梶谷選手が、プレーオフの末に日本勢初優勝の快挙を成し遂げた翌週には、同じく“オーガスタ”で行われた男子のマスターズを松山英樹選手がアジア勢初制覇。

松山選手の偉業について梶谷選手は、「自分が優勝したことはそんなに意識していなかったんですけど、松山さんが優勝してすごいなと思いました。自分も男子だったらいいのに」と感激した様子を見せました。

梶谷選手は今回の優勝で6月に開催される全米女子オープンと、8月の全英女子オープンの本戦出場資格を獲得。

「いろんな選択肢ができたり、その次のステップに踏めたりでよかったです。アメリカとか世界のプロのトーナメントは初めてなので、実際どんなものなのかは想像つかない。でも、すごいトッププロと回れるので、すごく楽しみ」と今後を見据え、「最終的な目標は世界で活躍できるプロゴルファーになって、USLPGAランキングとかも1位をとりたい」と、目標を掲げました。

また、会見では試合に臨む際のゲン担ぎを聞かれ、「海外の試合に行く前は肉うどんを食べていたんですけど、成田空港に肉うどんがあったんですけど、つぶれていて…。だから肉うどんじゃなくて天ぷらうどんを食べたら優勝した」とエピソードを明かし、今後は、「肉うどんがつぶれちゃったので、天ぷらうどんになりますね」と笑顔を見せました。

写真提供:オーガスタナショナル