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都内は今年初の夏日に 台風2号の進路は?

2021年4月20日 19:08
都内は今年初の夏日に 台風2号の進路は?

20日は各地で青空が広がり、東京都内では今年初めての夏日となりました。一方、非常に強い勢力となっている台風2号ですが、今後どのような進路となるのでしょうか。

ぐんぐんと気温が上がった20日の東京。上着を脱いで、半袖で歩いている人がいます。街中には「夏の装い」、半袖姿の人があちらこちらに。

「暑くて脱ぎました。日陰を歩きたい」「日焼けしそうだなって思って後悔しています」

都内では練馬で最高気温25.6℃を観測、今年初めての夏日となりました。愛知県名古屋市も今年初の夏日に。

「半袖で十分。暑くて顔もほてっちゃって」

全国130地点で夏日を観測するなど、あつ~い1日となった20日。神奈川県藤沢市の海岸には。マリンスポーツを楽しむ人の姿が多く見られます。青空の下、海を満喫する多くの人の姿が。

「気持ちが良いですね。波打ち際だからなのか、風通しがすごく良くて」

心地よい夏日を歓迎する人がいる一方で、悩みを抱える人も…。

銀座たい焼き櫻家中目黒店 磯部貴裕店長「お店の中が50℃近くなるかなと思います」

こう話すのは都内のたい焼き店。鉄板の温度はおよそ170℃。冷房をつけると火が消えてしまうため、暑くても我慢するしかないといいます。気温の上昇は死活問題。さらに悩ましいのは、コロナの影響で外せないマスク。

磯部貴裕店長「マスクの中も汗だくで。(これから)暑くなるのはわかっているけど例年より涼しければいいかなと」

また影響は農家にも。ビニールハウスの中で育てられているのは、小松菜。農園のある千葉県船橋市は今年1番の陽気となりましたが。

ひらの農園 平野代一さん「急に暑くなって小松菜の根自体も水分を取りに行けない。小さくなって育たなくて」

気温の変化に弱いという小松菜。その生育を気にしていました。

平野代一さん「こうなると夏と一緒だから本来は遮光とかしたい感じ。高温で4月の間に弊害がでるのは、おそらく初めてかもしれない」

このまま高い気温が続くと、出荷の時期が遅れてしまう可能性もあるということです。

そして、非常に強い勢力でフィリピンの東を北上している台風2号。その後、進路を東に変え、沖縄の南を進む予想となっています。沖縄では22日以降、大しけとなる恐れがあり、高波に十分注意が必要です。