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4月5月連続で“値上がり” 電気・ガス代

2021年4月6日 19:46

4月と5月、電気代とガス代がそろって値上がりします。東京では、標準的な使用量の家庭で、2か月合わせて700円近く支払いが増えるということです。家で過ごす時間が増える中、光熱費を安く抑えるために今、やっておくべきことがありました。

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外はサクッ、中はジューシーなからあげと野菜たっぷりのとん汁で勝負する都内の専門店。

食用油がこの春、値上げとなり、そこに追い打ちをかけるように、今月と来月、2か月連続でガス料金が値上がりします。

とん汁とからあげの専門店・ばくばく 久保隆広オーナー
「ガス料金が近々上がるとのことなので、八方ふさがりになりそうですね」

燃料価格が上がった影響ですが、東京ガスでは、標準家庭の場合、2か月分で259円の負担増になります。飲食店には、より大きな負担が予想されているのです。

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値上げの波は“コロナ禍”の家計にも及びます。

都内で3人暮らし 松岡香織さん
「すごく驚いて、最初は間違いじゃないかと思ったけど」

目を疑ったというのが電気料金の請求です。2019年1月は1万4000円、2020年1月は1万5000円ほどでしたが、2021年1月は1万9500円超え。なんと、4000円以上も電気料金が増えてしまったのです。

原因が、在宅勤務中、使用する頻度が増えたというエアコンなど暖房器具です。

都内で3人暮らし 松岡香織さん
「在宅勤務がちょうど(夫婦)2人が同時にあった時期だったので、足元の暖房つけたりとか、(ホット)カーペットつけたりとか」

その上、今度は…

都内で3人暮らし 松岡香織さん
「値上がりしたのは聞いています」

太陽光発電など再生可能エネルギーの拡大を目指す中、家庭に求める費用の負担分がひきあげられることなどが影響。今月と来月、2か月連続で電気料金も値上がりするのです。

(東京電力 標準家庭で2か月414円値上げ)

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来る梅雨、そして夏を前に、家計の節約のため、できれば今のうちに済ませておきたいのがエアコンの掃除です。

おそうじ本舗 杉本昌俊さん
「この部分にカビがはえているので」

番組スタッフの自宅でプロにポイントを聞きました。

おそうじ本舗 杉本昌俊さん
「フィルターなんですが、お掃除をこまめにしてもらうと、内部の冷やす機能が長持ちするので、電気代の節約になるので」

掃除機でほこりを吸い取るなど、週1回サッとフィルターを掃除するだけでムダな電力の消費を抑えることができるといいます。

一方で、つい見落としがちなのが、普段はその存在すら忘れがちな室外機です。

おそうじ本舗 杉本昌俊さん
「室外機の節約するポイントといたしまして、裏面とかまわりに雑草や落ち葉がたまっていたらとっていただきたい」

春一番などの強風で裏側に異物が入り込んでいることもあり、それらを取り除くことでムダな電気代を抑えることができるということです。