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コロナ影響…北の各国大使館員ら相次ぎ出国

2021年4月2日 15:33

新型コロナの厳しい感染対策や物資不足のため、北朝鮮にあるロシアやイギリスなどの大使館や国連の職員が相次いで出国していることが分かりました。

北朝鮮のロシア大使館は1日、フェイスブック上で、各国大使館員ら38人が先月18日に平壌を出発し、中国での隔離措置を終えて帰国の途についていると明らかにしました。

人気のない大使館や手入れがされていない駐車場の写真も投稿されていて、イギリスなど12か国が建物を閉鎖し、人道支援を行う国連機関の職員も出国したということです。出国の理由については、「新型コロナに対する極めて厳しい制限や医薬品など物資の不足は耐えられるものではない」としています。

各大使館は職員を最小限に減らし、業務を行っていて、北朝鮮に残っている外国人は290人以下だということです。