新型コロナウイルスのリバウンドが懸念される東京都内で、新たに２３４人の感染が確認されました。都内の感染者は１０日連続で前の週の人数を上回っていて、増加傾向が続いています。また、新たに１２人の死亡と８人の変異ウイルスの感染も確認されました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から１００歳以上までの２３４人で、１０日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回り、増加傾向が続いています。

感染経路別では、家庭内感染が５１人で最も多く、次いで、施設内感染が４３人、職場内感染も１５人いました。７０代の男性と８０代の女性は、同じ７０代女性と個別に会食をして感染していました。この７０代の女性はカラオケで感染していました。

都の担当者は、「高齢者施設などでの感染は減ってきたが、家庭内や職場内感染がまた増えてきたり、若者だけではなく高齢者もカラオケや会食での感染例が目立つようになってきた」と説明しています。

また、新たに４０代の男性を含む１２人の死亡も確認されました。

都内の感染者は１２万人を超えて１２万２０８人で、死者は１７３７人となりました。

一方、新たに２０代から７０代までの男女８人が、変異ウイルスに感染していました。このうち６人は、海外滞在歴や渡航者との接点がなく、市中感染が疑われているほか、３０代と６０代女性、７０代男性は同居していて家族とみられます。都内の変異ウイルスの感染者はこれで４１人になりました。