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雪山にホッキョクギツネ 人なつっこい理由

2021年3月9日 19:08
雪山にホッキョクギツネ 人なつっこい理由

今月5日、宮城県蔵王町にある標高1681メートルの山頂で、真っ白な動物が撮影されました。この白い動物の正体は、ホッキョクギツネ。本来であれば、日本には生息していません。

撮影者は「キツネ村のかなって言っていたんですけど」と話します。

実は、写真を撮影した2日前に、山の麓にある観光施設「宮城蔵王キツネ村」から脱走したキツネだったのです。8日、取材班がホッキョクギツネを捜していると、その姿を現しました。

散歩中の犬に興味を示したり、カメラマンに興味津々で近づいてきたり。時には、かなり人なつっこいのか、警察官の近くまで近づいていきました。警察官が、刺激しないようにパトカーの後部座席に誘導しますが、キツネはそっぽを向いてどこかへ…。その後、「キツネ村」の職員が捜索しましたが、見失ってしまいました。

そして、一夜あけた9日。

キツネ村スタッフ「毛も汚れちゃって…」

ケージの中にはホッキョクギツネの姿が。8日、見失ったあとに近くの牧場で発見され、キツネ村のスタッフに保護されていました。ホッキョクギツネはケガもなく、元気だということです。