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Tリーグ早田がリベンジ 日本生命3連覇

2021年2月27日 22:32
Tリーグ早田がリベンジ 日本生命3連覇

27日、東京・アリーナ立川立飛で卓球Tリーグ女子の年間王者を決めるプレーオフファイナルが行われ、2連覇中の日本生命レッドエルフが初優勝を狙う木下アビエル神奈川を3-2で破り、3連覇を果たしました。

3連覇がかかる日本生命は、レギュラーシーズン2位、東京五輪代表内定の平野美宇選手(20)や昨年の全日本選手権シングルス優勝の早田ひな選手(20)が出場。一方の木下はレギュラーシーズン1位、東京五輪代表内定の石川佳純選手(28)が出場しました。

第1試合は日本生命が勝利し、続く第2試合。昨シーズンMVPの日本生命・森さくら選手(24)が木下のエースの石川選手と対戦します。

石川選手が第1ゲームを奪うと、第2ゲーム、森選手が持ち前の力強いショットでラリーを制して奪い返します。続く第3、第4ゲームを石川選手が連取し、2試合目は木下が勝利し、1勝1敗の五分となります。

続く第3試合。日本生命は早田選手が今シーズンからTリーグに参戦した大学生プレーヤーの木村香純選手(21)と対戦。実は木下の木村選手、今季のTリーグ開幕戦でデビューし、早田選手に勝利しました。第1ゲームは早田選手が先取。しかし、第2ゲーム、木村選手が序盤から4連続ポイントを奪うと、このゲームを奪い返します。その後も木村選手が得意のフォアドライブを決めるなど、第3、第4ゲームを連取し木村選手が勝利。第3試合は木下が奪います。

続く第4試合。初優勝まであと1勝となった木下は長崎美柚選手(18)が登場。対するは平野選手。まずは第1ゲーム、長崎選手が得意のチキータなどで奪うと、対する平野選手も得意の速攻で、第2、第3ゲームを奪い返します。しかし長崎選手が粘り見せ、第4ゲームを奪い最終第5ゲーム。一進一退の攻防が続き、マッチポイントを握られた平野選手でしたが、逆転勝ち。4試合目は日本生命が勝利し、これで2勝2敗となります。

勝てば年間優勝が決まる第5試合、は第3試合と同じ顔合わせ、日本生命・早田選手が木下・木村選手と対戦。先に1ゲームを先取したチームが勝利となるビクトリーマッチ。早田選手が10-6から木村選手の粘りにあってデュースとされます。それでも早田選手は持ち味のフォアハンドを思い切り振り抜き、連続得点で試合を決め、日本生命が3連覇を果たしました。また、今季の最優秀選手(MVP)には日本生命の早田選手が選ばれました。

写真:長田洋平/アフロスポーツ