新型コロナウイルスの影響で、全米の飲食店やバーおよそ１１万軒が長期休業か閉店を余儀なくされたことがわかりました。

全米レストラン協会が２６日に公表した報告書によりますと、去年のアメリカのレストラン業界の売り上げは、前の年から２４パーセント近く落ち込みました。前年に比べ、金額にしておよそ２０００億ドル、日本円で２０兆円あまり減少しています。

また、１００万軒あまりの飲食店のうち、およそ１１万軒が先月までに閉店か長期休業を余儀なくされたとしています。その上で、配達や持ち帰り、メニューの簡素化など、環境の変化に対応できた店が生き残ったと分析しています。

一方、飲食業界には立ち直りの早い経営者が多いことから回復も早く、２０２１年は売上高が前の年から１１パーセント改善すると予測しています。