新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言が出されている東京都内で、新たに６１８人の感染が確認されました。１日の感染者が７００人以下となるのは先月２８日以来です。また、入院先が見つからないなどして、新たに１４人の死亡も確認されました。

都内の感染者は、１０歳未満から９０代までの６１８人で、１日の感染者が、７００人以下となるのは先月２８日以来です。また、今月８日の時点で、１４．９パーセントだった陽性率も、９パーセントまで下がりました。

都の担当者は、「年末年始の会食や外出で、異常値的に上がった感染者数や検査件数、陽性率も減ってきた。ただ、１２月前半よりはまだ人数も多いため、ここから、どれだけ減らしていけるかが重要だ」と説明しています。

一方、新たに７０代から１００歳以上までの、１４人の死亡も確認されました。このうち１００歳以上の女性は、今月１３日に感染が判明しましたが、入院先が見つからず、２２日に入所していたグループホームで死亡しました。

このほか、高齢の男女３人は、陽性が判明したものの、軽症だったことや、家族の希望で入院せず、その後、入所していた高齢者施設で死亡しました。

都内で自宅療養中に死亡した人は、これで１２人に上っています。都内の感染者は、９万４５０８人、死者は７９６人となり、重症者は８人減って１４８人でした。