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コロナはいつ収束? 社会部デスクに聞いた

2020年12月21日 5:44
コロナはいつ収束? 社会部デスクに聞いた

今週、Oha!4では、日本テレビ報道局の取材部デスクに、2021年の展望を聞いていきます。21日は、長年、医療現場を取材してきた社会部の庭野めぐみデスクに、新型コロナウイルスについて聞いてきました。いったいいつ収束するのでしょうか。

     ◇

(忽滑谷アナ)
さっそくなんですが、みんなが一番気になるところ、新型コロナウイルスはいつになったら終息するんでしょうか?

(社会部・庭野デスク)
実は「しゅうそく」にはふたつ意味があって、「終わる」に「息」の『終息』は地球上からウイルスがなくなり、感染者がいなくなること。これは本当に実現するのか、したとしてもいつなのか、なかなか難しい。もうひとつ「収まる」という字がありますけれど、これは感染者はいるものの、流行がおさまることを意味します。

これについても、専門家の間でも意見があります。「数年かかるのではないか」とか、「本当にいつ収束するのか分からない」といった意見も出ています。

(忽滑谷アナ)
今後、どのような生活をしていけばいいのでしょうか?

(社会部・庭野デスク)
新型コロナが流行し始めてからもう11か月。だんだんやっていいこと、悪いことが分かってきました。

ここにまとめてみましたが、左がリスクの低い行動です。会食ですが、少人数で、そして家族の方で、普段一緒にいる方で、行動パターンが分かっている方で、互い違いに座って、換気のいいお店で、短時間の食事ならOK。しかし、これでも、今の状況だと、東京や大阪など非常に流行しているところでは控えたほうがいい。

そして密でない広い場所での家族など、よく一緒にいる人と散歩をしたり、買い物ならば大丈夫と思うんですね。この場合、外のスペースで、そばに人がいなければ、マスクをはずしてもいい。

一方、右はリスクが高いものをまとめました。いろんなダメなところがあるんですけど、食事をしているのでマスクしていない、マスクをしても鼻が出ている、カラオケでマスクなしで大きい声で歌うと息が出てしまいます。

大皿から料理を取ったり、ジョッキの回し飲みも絶対避けていただきたい。

それから喫煙所、休憩所、更衣室なども危ない。マスクをはずして、ついつい、くつろいで、大声で話したり飲食をしたりすることで感染のリスクが高くなる。

(忽滑谷アナ)
リスクの低い方、例えばお食事でも、ちゃんと対策していれば、感染の確率は低くて、普通に生活ができる?

(社会部・庭野デスク)
そうですね。ポイントは3密。「密閉」「密集」「密接」を避けるということがやはり大事です。

(忽滑谷アナ)
「3密」は、今年の流行語大賞に選ばれて浸透してきた言葉ですね。

(社会部・庭野デスク)
そうなんですよね。密な場所に行って、マスクをしないで大声を出すというようなことをしたために、複数の人に感染させることがおこりうる。

実際に学校ですとか、普通にオフィスの離れた場所で仕事をしているようなスペース、あるいは満員電車では、クラスターはほとんど起きていない。

感染者のうち症状のない人の息の中にもウイルスがあって、それで息をしただけでうつしてしまうのが難しいところで、咳があったりしたらこの人注意しようと思うんですけど、自分も分かりますよね、ちょっとしたダルさとか、症状がない人もいますので、症状がないからと安心しないで、もし私が、あるいは一緒にいるこの人が、一緒にいる家族が、症状はないけど、もしかしたら感染しているのではないかと常に想定して、そしたらやはりマスクをしようとか、手洗いをしようというふうに、万が一を想定して、ウイルスを人にうつさない、あるいはその人がウイルスを持っていたら自分にかかってしまうんじゃないかということを常に注意して、でも緊張し過ぎても恐ろしいことになってしまうので、なるべくやれることはやる。でも、そういったことを、ウイルスにかからないように密を避けるということを、徹底することが必要です。