米FDA“全米で5件ほどアレルギー反応”
アメリカで、新型コロナウイルスのワクチンとして2例目となる緊急使用許可が出されました。
18日、緊急使用許可が出たのは、バイオ医薬品メーカー「モデルナ」が開発したワクチンで、ファイザーなどが開発したワクチンに続き2例目です。
FDA=食品医薬品局は、18歳以上の個人に対して、緊急で使用することを認めました。
バイデン次期大統領は、「危機を克服する戦いのもう一つの道標になった」としています。
一方、ファイザーなどが開発したワクチンについてアラスカ州の病院は、接種した女性が呼吸困難などのアナフィラキシー反応を起こしたと発表しました。
FDAは、これまで全米で5件ほどのアレルギー反応を確認し、調査中だとしています。
◇
中国の衛生当局は19日、現段階で承認されていない中国のワクチンについて、輸入食品を扱う業者らを優先して大規模な緊急投与に踏み切る方針を明らかにしました。
香港メディアは、春節の連休までに5000万人への接種を目指していると伝えています。
中国では、正式な承認前に数十万人への接種が始まっていますが、当局は「深刻な副反応は報告されていない」としています。