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学校コロナ対策“一斉臨時休業避けるべき”

2020年12月3日 1:37
学校コロナ対策“一斉臨時休業避けるべき”

文部科学省が、学校でのコロナ感染防止対策をまとめた衛生管理マニュアルを改訂し、地域一斉の臨時休業は「避けるべき」として、寒さに応じた換気の仕方などを提案しています。

文部科学省の集計によりますと、今年6月から先月25日までで新型コロナウイルスに感染した児童生徒は3303人で、重症者はいなかったということです。

感染経路は、小学生の73%が「家庭内感染」である一方、高校生は「感染経路不明」が35%と最も多くなっていて、高校では学校外での活動でも感染症対策を意識できるように指導する必要があるとしています。

そして、「地域一斉の臨時休業は学びの保障や心身への影響の観点から避けるべき」としています。

冬場の感染症対策としては、引き続き基本的な感染症対策を徹底し、寒い環境でもできる限り常時換気に努めるよう求めていますが、難しい場合は、こまめな換気や二段階換気も有効だとしています。

文部科学省は、改訂したマニュアルを3日午前、全国の教育委員会などに発出する予定です。