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辺野古“承認撤回取り消し”県の訴え却下

2020年11月27日 20:36

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市・辺野古の海の埋め立てを巡る裁判で、那覇地裁は、沖縄県の訴えを退けました。

この裁判は、2018年8月に沖縄県が行った辺野古の埋め立て承認の撤回処分を国土交通大臣が裁決で取り消したのは違法だとして、沖縄県が行政事件訴訟法に基づいて国を訴えたものです。

27日の判決で、那覇地裁は、県の訴えについて、「法律上の争訟」に当たらず裁判の対象にならないとして、実質的な審理に入らないまま、訴えを却下しました。

辺野古の埋め立てを巡っては、同じ国土交通大臣の裁決を地方自治法に基づいて争った裁判が、今年3月、最高裁で沖縄県の敗訴と確定していて、辺野古での工事を止めたい県側にとって厳しい状況が続いています。