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姿見せず…トランプ大統領の動きは?

2020年11月6日 1:15

アメリカ大統領選挙は、バイデン氏の獲得する選挙人が勝利に必要な過半数270に達するかという情勢となっています。トランプ大統領がいる首都ワシントンからお伝えします。

Q.トランプ大統領は一日姿を見せませんでしたが、これはトランプ陣営の作戦なのでしょうか?

トランプ大統領は、珍しく一日カメラの前に姿を見せなかったのですが、実はウラでいろいろな動きがありました。

大統領がもっとも信頼するトランプファミリーの1人で、娘婿のクシュナー上級顧問が、選対本部に入ったことが確認されています。

ここで、大統領の次のメッセージや法廷闘争などを含めた戦略が練られたとみられていますが、結果、大統領は表に出てきませんでした。

一方的に「勝利宣言」をして以降、分が悪い状況が続いていますから、次の一手を決めあぐねている可能性はあります。

Q.トランプ陣営内では、この状況はどのように受け止められているのでしょうか?

常に強気にもみえますが、動揺も伝わってきています。

トランプ陣営の1人が「法廷闘争は止めないが、成功するとは思っていない」と語った、と地元メディアで報じられているほか、与党・共和党内からも「トランプ大統領の根拠のない主張への我慢が限界に近づいている」との話も伝えられています。

一方で、大統領本人も「陣営の選挙戦略に懐疑的になっている」ともされていて、開票が大詰めとなる中、トランプ陣営内のほころびと焦りが露呈しています。