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首を切断され男性教師死亡…テロとして捜査

2020年10月17日 9:31

フランスで16日、男性教師が刃物を持った男に首を切断されて死亡する事件がありました。男性教師はイスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を授業で見せていたということで、当局がテロ事件として捜査しています。

この事件は、パリ近郊の路上で16日、中学校の男性教師が首を切断された状態で死亡しているのが見つかったものです。通報で駆け付けた警察官が現場近くで刃物を持った男を発見しましたが、抵抗されたため射殺したということです。現地メディアは、射殺された男はロシア国籍で、18歳のイスラム教徒と伝えています。

被害者の男性教師は、授業でイスラム教の預言者・ムハンマドの風刺画を見せ、生徒の親から苦情が寄せられていたということで、テロ対応の検察当局が捜査を始めました。

フランスでは先月、ムハンマドの風刺画を掲載した「シャルリ・エブド」の旧本社前で、男女2人が襲撃されるテロ事件が起きています。