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京都・八坂神社の本殿 国宝指定が決定

2020年10月16日 17:18
京都・八坂神社の本殿 国宝指定が決定

「祇園祭」でも有名な、京都市の八坂神社の本殿が国宝に指定されることが決まりました。

「八坂神社」は、平安時代に創建されたものと考えられており、現在の本殿は、江戸時代の四代将軍・徳川家綱によって建立されたものです。毎年7月の祇園祭は、1か月にわたって山鉾巡行などさまざまな神事・行事が行われ、多くの人でにぎわいます。

疫病退散を祈願する祇園信仰の総本社で、平安時代の建築法と室町時代のまつり方が受け継がれ、祇園祭を担う人々によって現在まで維持されてきたことに、深い文化的意義が認められると評価されました。

また、千葉県銚子市の犬吠埼灯台など、18件の建造物も重要文化財に指定されます。犬吠埼灯台は明治5年に着工し、明治7年に初点灯したもので、高さ31メートル、レンガ造りの二重壁構造となっています。海上保安庁が管理する現役灯台として、初めての指定となります。