これまでの死者・行方不明者１０６人、東日本を中心に甚大な被害を出した台風１９号上陸から１２日で１年です。関連死を含め１１人が死亡、１人が行方不明となっている、宮城県丸森町から中継です。

去年の台風１９号・東日本台風から１年がたった丸森町です。こちらの「丸森まちづくりセンター」では、犠牲者に祈りをささげる追悼式が行われました。

町内には午前１０時にサイレンが鳴り響き、黙とうがささげられました。

追悼式では、遺族代表の大槻恵太さんが今の心境を語りました。

大槻恵太さん「絶望感や無力感を抱えながら過ごしてきた。この１年間はとても苦しい日々の連続でした。語り継いでいくことと、少しでも前を向いて生きていくことが、私たちの責務だと思います」

宮城県によりますと、県内では関連死も含めて２０人が死亡、２人が行方不明。このうち丸森町では１１人が死亡、１人が行方不明となっています。

また、町内の仮設住宅では今も１６９世帯、３４６人が生活しているということで、今後も、被災者に目を向ける姿勢が求められそうです。