開幕まで１年となった東京オリンピックについて、ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会の最古参の委員が２２日、ＮＮＮの取材に応じ、「さらなる延期はありえず、来年開催できなければ中止になる」との見解を示しました。

ＩＯＣ・ディックパウンド委員「１年なら可能だがそれ以上はないと合意した。１年後でも北京冬季五輪まで６か月しかないし、パリ五輪（２０２４年）やロス五輪（２０２８年）を４年ずつ繰り下げることはできない」

ＩＯＣで最古参のディック・パウンド委員はこのように述べ、来年７月に開催できなければ東京オリンピックは中止になるとの見解を示しました。

また、開会式の簡素化についても言及しました。

ＩＯＣ・ディックパウンド委員「観客の数を減らしたり、パレードに参加する選手団の規模を小さくすることになるだろう。またパフォーマーの人数を削減しつつも開会式らしさや楽しみを両立することは可能だろう」

また、開催時に感染拡大が続いている国については大会への参加を見合わせるようＩＯＣが要請する可能性もあるとしています。