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短時間で判明「抗原検査」唾液の使用可能に

2020年6月19日 14:05
短時間で判明「抗原検査」唾液の使用可能に

新型コロナウイルスに感染しているかどうか短時間で確認できる「抗原検査」について、厚生労働省は検体に鼻の奥の粘液だけでなく唾液を使用できるようにしたと発表しました。

厚労省は、30分程度で感染の有無を確認できる抗原検査で検体に唾液を使うことを認め、検査のための試薬を承認しました。

これまで、鼻の奥の粘液を採取して検査を行っていましたが、採取する医師らが患者のくしゃみを浴びて感染するリスクがありました。

唾液を使った検査は簡易的な検査キットではなく、より精度の高い機械を使用し、対象となるのは発熱などの症状が出てから9日以内の患者で、無症状の人には使えません。

唾液は自分で採取できることから医師らの感染リスクも軽減され、厚労省は、うまく活用して検査能力をあげていきたいとしています。