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感染拡大前の週末に戻りつつ…人出増える

2020年6月6日 17:39
感染拡大前の週末に戻りつつ…人出増える

新型コロナウイルスに伴う休業要請がステップ2に緩和された翌日の2日に感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」が出た都内では、6日も人出が多い場所が見られ、感染拡大前の週末の様子に戻りつつあるように見えます。

6日午前10時半ごろの東京・渋谷では、午前中から多くの人がスクランブル交差点を行き交う様子が見られます。都心の最高気温は28.4度となり、日傘をさす人もいました。

買い物に来た人「自粛前に少し戻ったんじゃないかな、というくらいの人はいると思う」

また、電気街で有名な東京・秋葉原でも、多くの店が営業を再開していて、メイドカフェの店員や、買い物袋を持った人たちでにぎわっていました。ただ、都内の感染者が増えていることに不安の声もきかれました。

買い物に来た人「(都内の感染者が)30何人って出たじゃないですか、自粛期間が終わって気の緩み、みたいな感じの部分があるのかなと」

サイクリングに来た人「(緊急事態宣言が)解除された後の人出とか見ると、またちょっと増えるのかなというのは気にしながら」

一方、1日に再開した江東区にある公園では、昼前から100人ほどの若い人たちがバーベキュー楽しんでいました。

営業再開直後に「東京アラート」が出た状況に施設の担当者は。

施設を運営する安食亮平店長「(感染者が)徐々に増えてきているので(感染者が)徐々に増えてきているので非常に心配なところではあるんですけど、対策に関してはしっかりと続けていって、ここでは防げるようにやっていきたい」

内閣官房によりますと、5日の午後3時時点の都内の主要な駅の人の流れは、先週の先月29日金曜日の減少率と比べると、東京駅で63.7パーセントから55.8パーセントに減っているなど、人の流れが増えているのがわかります。

また、感染者が相次いでいる新宿・歌舞伎町では5日、都の職員らが巡回し、注意を呼びかけましたが、午後7時の人の流れを見てみると、前日と比べて11.4パーセント増加していて、「アラート」の効果が十分に出ているとは言えない状況です。