×

WHO事務局長「アメリカの決定は遺憾だ」

2020年4月16日 7:12

WHO(=世界保健機関)に対して、アメリカのトランプ大統領が「資金の拠出を止める」と表明したことに対し、WHOのテドロス事務局長は、「アメリカの決定は遺憾だ」と述べました。

この問題は、アメリカのトランプ大統領が、WHOの姿勢が「中国寄り」で不公平であるなどとして、「資金の拠出を止める」と表明したものです。

これに対し、WHOのテドロス事務局長は15日、「アメリカの決定は遺憾だ」とした上で、「新型コロナウイルスは我々が分裂する隙を突いてくるだろう」などと危機感を示しました。

アメリカはWHOにとって最大の資金拠出国で、拠出が停止されれば、WHOの感染対策に影響が出ることも懸念されるため、テドロス氏は「他の国と協力して資金の穴埋めをしていきたい」と述べ、加盟国に協力を求める考えを示しました。