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NY医療現場“命の選別”迫られるケースも

2020年4月6日 12:10

新型コロナウイルスへの感染が急増するアメリカ・ニューヨークでは、病院の集中治療室で医師が「命の選別」を迫られるケースも出始めています。日本人医師が、その実態を語りました。

マウントサイナイ医科大学病院・石川源太医師「先週ぐらいから2人の患者さんに1つの人工呼吸器を使うことを試したり、200~300床の中小の病院などはコロナの患者さんを診るドクターが2人しかいないという状況で、検査結果もみられていない状況なので、どんどん亡くなられる方が増えていく状況」

その上で、最前線の医師が苦しい判断を迫られる場面もあるとしています。

マウントサイナイ医科大学病院・石川源太医師「助かる見込みのない病気を持たれている方に人工呼吸器をつけてしまうと、本当に必要な若い方とかに使用しなければいけない人工呼吸器が足りなくなるのでは、『命の選別』じゃないですけど葛藤もある」

また、日本に対しては、感染のピークが来る時期を予測し、備えることが不可欠だと指摘しました。