アイデア商品 夫婦の思いをかたちに
夫婦で発明!悩みを解決するお助け商品。
トイレと周辺の床をすべて覆う『トイレフルカバーシート』。吸収シートが尿の飛び散りや伝い漏れをカバーします。介護用に開発した『飲み口が開閉するスプーン』。シリコン素材の先端が柔らかく変形するので、食事を食べさせるときの食べこぼしを防ぐことができます。現在、商品化に向け改良を重ねています。
アイデアを評価され、婦人発明家協会で表彰された榎本貴子さん。発明のきっかけは父親の介護でした。
貴子さん「介護施設に行かないで自宅で過ごせるようにしたいなっていうのが私の一番の希望。でもやっぱり老老介護になってくるとやっぱり無理もある」
母親が在宅介護で苦労していたのを見て、負担を減らせる道具があればと考えました。
貴子さん「お年寄りが薬を飲むときに(目盛りが)5ミリとかあれば」
夫・泰久さん「調整ができるね」
アイデアを出すのは貴子さんですが、それをかたちにするのは夫の泰久さんです。泰久さんは包装資材を取り扱う会社に勤めていた経験から、素材や特許についての知識をいかして、夫婦で開発しています。
生活を便利にする発明品も。
ケガをした手にはめればぬれずに水仕事ができる『お助けミトングローブ』。『野菜蒸せますよ』は、袋に入れるだけで、電子レンジで簡単に蒸し野菜が作れる人気商品。ドレッシングをかけても漏れないので器としてそのまま食卓に置けて、食べ終わったあとは捨てるだけです。
発明がライフワークとなった榎本さん夫婦。去年、発明品を販売する会社「ブリングモット」を立ち上げ、夫婦二人三脚で開発しています。
泰久さん「(妻の)要望は厳しくハードルは高くできてもそんなに褒められない」
貴子さん「かたちにしてくれるのは夫なのでいないと困ります。尊敬しています」
【the SOCIAL lifeより】