×

シルクサテンの下着マスク?異業種から続々

2020年3月24日 20:58
シルクサテンの下着マスク?異業種から続々

マスクの品薄は一体いつまで続くのだろうか――

新型コロナウイルスの影響で依然として手に入りにくい状態が続いているが、そんな中、マスクとは無縁だった業界からの新規参入が相次いでいる。従来のマスクとは違う特徴もあるという。

     ◇◇◇

街でマスク不足について聞いてみた。

40代主婦「普段、仕事をしているので(薬局の)朝の販売時間に間に合わなくて一切買えないです。主人は(子供用の)小さいのをつけて、かわいそうだなと」

ピアノ講師(50代)「マスク(の残りは)40枚くらい。(Q.自分でマスクを作ったりは?)なくなったら、いずれそういうことをやらないといけないかな」

こうした中、高級ファッションブランドで大きな動きがあった。

「バレンシアガ」と「イヴ・サンローラン」を傘下に持つ「ケリング・グループ」は、2つのブランドでマスク生産に乗り出すことを明らかにした。

また、ニューヨークが拠点の「クリスチャン シリアーノ」は、クオモ州知事にツイッターでマスクの製作を提案。知事の快諾を得て、早速、試作品を作り、来週から生産に入るという。

一方、日本のランジェリーブランドもマスクの販売を始めた。そのマスクの表面に使われているのはシルクサテン。内側には抗菌・抗ウイルス加工を施したコットンガーゼが使われているということで、50回以上洗って使えるという。

ファンティ・三宅由紀子さん「知人の妊婦さんが、マスクが買えなくて使い回していると聞いて、早急にマスクを作った方がいいと」

      ◇

「今月いっぱい無料サンプルをお配りしていますので」――24日午後4時、愛知・名古屋市では検査会社が無料で業務用のペーパータオルを配布していた。

本来は研究機関で器具の拭き取りなどに使われているものだが、輪ゴムを取り付けるだけでマスクとして利用できるという。

紙タオルをもらった人「うれしい気持ちになって、やってみようと。楽しみながらできそうなので、すごくいいのかなと」

ユニケミー・濱地清市社長「クリーンな検査機関向けの紙タオルですし、4枚重ねになっているのでキッチンペーパーより効果は得られるのでは」

      ◇

異業種の企業による新たな取り組みは今後も続きそうだ。