加計学園・岡山理科大学の獣医学部の入学試験で、韓国人受験生全員が不合格にされたとの疑惑について、文部科学省が調査したところ、加計学園側が推薦入試を受験した韓国人全員が不合格だったことは認めたうえで、一般入試などで韓国人が計４人、合格している、などと回答していたことがわかった。

文部科学省は、去年１１月に行われた学校法人加計学園・岡山理科大学の獣医学部獣医学科の推薦入試で、韓国人受験生全員の面接試験を一律０点にし、不合格にしていたとされる疑惑について、加計学園側に事実関係の確認を求めていた。

文科省によると、今月６日、岡山理科大学の担当者から事実関係を聴取したところ、推薦入試は韓国人７人が受験していて、このうち面接試験では全員が０点であり、合格者はいなかったことを認めたという。

一方で、面接試験で０点だった受験生は日本人でも複数、存在することや、一般入試などで計４人の韓国人が合格していることを明らかにしたという。

また、面接試験の評価について、責任ある者が複層的な確認を実施している、などと説明したという。

文科省は、引き続き調査を実施するとしている。