千葉市と八街市付近で記録的短時間大雨情報
低気圧や台風21号の影響で関東は、千葉県を中心に災害級の大雨になっている。気象庁は、迷うことなく適切な防災行動を取るよう呼びかけている。
気象庁によると、関東では朝から大雨が続いていて、特に、千葉県内ではすでに10月1か月分の雨量が、わずか半日で降ったところもあるという。
大雨は午後に入っても続いていて、千葉市と八街市付近では、午後1時半までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は、数年に一度の大雨になっているとして「記録的短時間大雨情報」を発表した。
千葉県や警察などによると、千葉市では午後1時前、「自宅前の川が氾濫し白の軽乗用車が流された。中に人がいた」と目撃者から通報があった。近くでは流れてきた車の中から高齢の女性1人が救助されているが、車自体は見つかっておらず、警察などが確認している。
袖ケ浦市などで川が氾濫し、一部で住宅が浸水しているほか、南房総市などで土砂崩れが発生しているという。県内では、ただちに避難が必要な「レベル4」の避難指示が市原市、茂原市、南房総市などに出ている。
また、栃木県栃木市、鹿沼市、長野県の上田市の一部にも避難指示が出ている。