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原発予定から水素エネの町へ、浪江町の挑戦

2019年9月18日 13:45
原発予定から水素エネの町へ、浪江町の挑戦

被災地から生まれる未来の水素エネルギー。7万枚の太陽光パネルが並ぶ、福島県浪江町の海沿い。太陽光エネルギーで水素をつくる世界最大級の施設。石油、石炭と違い、二酸化炭素を排出しない水素。新エネルギーとして期待されています。

このパネルで太陽の光を電力にかえ、工場内で水を電気分解させて、水素をつくります。この水素が、東京2020オリンピック・パラリンピックで町を走る水素燃料バスに使われます。

ここで1日水素を作り続けると、自動車約560台の燃料になります。国は、2050年には、工場や一般家庭の電力としても広く使われることを目指しています。

浪江町は、東日本大震災で被災。現在も住民の帰還率は5%。震災前、ここは原発予定地でした。東北電力は敷地を無償で町に提供。世界最大級の規模を誇る水素フィールドが誕生しました。

浪江町・佐藤良樹副町長「復興のシンボルという形になると思うが、町の観光資源としても 町としては利活用したい」


【the SOCIAL viewより】