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上品な美しさ…立佞武多、今年は「かぐや」

2019年7月19日 22:55
上品な美しさ…立佞武多、今年は「かぐや」

来月4日のまつり開幕に向けて、青森県五所川原市では今年の新作立佞武多(たちねぷた)が完成し、上品な美しさを表現した「かぐや姫」が目を引いている。

完成したのは新作立佞武多「かぐや」。五所川原市の立佞武多の館で行われた組み立て作業は19日に最終日を迎え、最後に頭の部分がクレーンで積み上げられた。高さ23メートル、重さ19トンの巨大な立佞武多は、齊藤忠大さんが10か月かけて制作した。

題材は、令和元年を記念して、日本最古の物語「竹取物語」からかぐや姫が月へ帰るシーンを表現し、瞳からこぼれ落ちる涙が目を引く。

制作者・齊藤忠大さん「去年おととしの神武天皇、纏(まとい)とともに大型3台、そして五所川原の祭りに出るねぷたと一緒に、祭りの雰囲気をおおいに楽しんでいただければと思います」

五所川原立佞武多は、来月4日に開幕し、新作立佞武多の「かぐや」が令和最初の夏を盛り上げる。