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草村礼子、ダンスの楽しさを伝える活動で汗

2019年6月8日 19:33
草村礼子、ダンスの楽しさを伝える活動で汗

女優の草村礼子(78)、谷光章監督(71)が8日、ドキュメンタリー映画「99歳 母と暮らせば」の初日トークイベントを都内の劇場で行った。

認知症が進む天真爛漫(らんまん)な99歳の母(千江子)と、71歳の息子(谷光監督)のドキュメンタリー。
草村は本作に出演していないが、ベトナムでの老老介護をユーモラスに描いた映画「ベトナムの風に吹かれて」(2015年公開)で被介護者を演じたこともあり、トークイベントのゲストとして白羽の矢が立った。

自身も介護の経験があり、脳梗塞を患った草村の実母が第一級の障がい者になったという。
草村は「半身がきかなくなっただけでなく、会話ができなくなっちゃって…。面白い話をすると、キャッキャ笑ってくれる母だったので、(母親に話をするために)自分の失敗談を心に留めておいて、毎日、介護をしていました」と振り返った。

草村は、映画「Shall we ダンス?」(1996年公開)で社交ダンスの教師・たま子役を演じたことでも知られる。
現在はボランティアグループ「夢のダンス」を通じて、プライベートで月に数回老人ホームを訪問してダンスの楽しさを教えている。「介護施設で母たちがやっていた体操は、つまらなさそうだった。社交ダンスの楽しさを知り、(ボランティア活動で)楽しい運動はないかなと思い、創案しました」と笑顔で話した。