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“がん”と告知されたら…医師にすべき質問

2018年8月7日 15:55
“がん”と告知されたら…医師にすべき質問

医師との積極的なコミュニケーションを推奨している外科医・中山祐次郎氏。そのコミュニケーション法とはどのようなものなのか?そして、自分が“がん”と診断されたとき、医師に質問すべきこととは?


――中山さん、どうしたら医者とうまくコミュニケーションを取れるのでしょうか?

一番大切なことは、医者に色々となんでも質問していただくということにつきると思います。


――「こんなことを聞いていいのかな?」というときがありますよね。

そうなんですけれども、医師も患者さんが、何が分からないのか分からないので、そういうときは色々と質問していただくのがいいのかなと思っています。


――どんな質問をするのがいいのでしょうか?

例えば、ちょっと重いお話ですが、もし“がん”と診断・告知されてしまった場合に、医師に聞く質問があります。そのうちの1つが、「担当医になる先生は、そのがんの患者さんを年間に何人くらい治療していますか」という質問です。

大腸がんですとか胃がん、乳がんなど、患者さんの人数が多いがんでいうと、年間20人以上を治療している医師であれば、基本的にがんの専門家だといえると思います。


――では、20人未満であれば、もう1人の医者にかかることを考えたほうがいいということですね。

そうですね。他の医師という選択肢もあると思います。


■中山祐次郎氏プロフィル
東日本大震災の被災地・福島県広野町の高野病院で院長を務めたのち、福島県郡山市の総合南東北病院で、外科医長として外科手術に携わってきた。現在は、京都大学医学部大学院で臨床研究などを行う傍ら、ウェブメディアなどを通じ「医者とのコミュニケーション法」を伝えている。


【the SOCIAL guestより】