レスリングの伊調馨選手が日本レスリング協会の幹部からパワハラを受けたとする告発状が出された問題で、１５日に栄監督が所属する至学館大学の谷岡学長が会見を開き、告発状の内容を全面的に否定した。

１５日に会見に臨んだのは日本レスリング協会の副会長で至学館大学の学長を務める谷岡郁子学長。伊調馨選手が、協会の栄和人強化本部長の指示で練習拠点への出入りを禁止されたなどとする告発状が内閣府に出されているが、谷岡学長は告発状の内容を全面的に否定した。

谷岡学長「警察をはじめとする他の場所を次々と圧力をかけて栄強化本部長が消し去ることなんかできるでしょうか」

また、谷岡学長は週刊誌の記者を通して告発状の内容を確認したということだが、「恣意（しい）的なわけのわからない文章で根拠のないものばかり」と話した。

また、谷岡学長によると、栄強化本部長は週刊誌などの一連の騒動が人権侵害にあたるとして、訴訟の準備を進めているという。